【日本初】2025年デフリンピックが東京にやってくる！

東京オリンピックはコロナ渦の中での開催となり、通常開催とは違う面も多々ありましたが大いに盛り上がりましたね。
ただこの大会ではオリンピックだけではなく、今まで以上にパラリンピックへの注目が高かったように思います。

東京開催とのことで体験イベントや講演の機会が多かったり、メディアでの特集が多かったなど、関心を持つきっかけは様々な理由があるでしょう。
ただじっくり見る機会を得たことで、パラスポーツの面白さに気付いた人は多かったようです。

そんな障害者スポーツの魅力がが見直される中、再来年2025年には東京でデフリンピックが開催されます。

出典元:https://www.jfd.or.jp/2022/09/10/pid24298

デフリンピックって何？

「デフリンピック（Deaflympics）」とは、聞こえない選手のための国際的なスポーツ大会、いわばオリンピックです。
「Deaf」は英語で耳が聞こえない人という意味で、聞こえないという事による音やバランス感覚のハンデを考慮し条件を揃えて行う競技をデフスポーツと言います。

その歴史は古く、初めての開催は1924年夏のフランス大会まで遡ります。
なんと起源が1948年と言われているパラリンピックよりも古くから続いているのです。

当事者であるろう者自身が運営に携わり、大会の参加者が国際手話によってコミュニケーションをとり、友好を深められるところに大きな特徴があります。

競技種目は？

■夏の大会：（ブラジル2021デフリンピックの種目）

陸上
バドミントン
ビーチバレーボール
自転車
サッカー
柔道
空手
テコンドー
水泳
卓球
バレーボール
バスケットボール
ゴルフ
テニス
レスリング（フリースタイル、グレコローマン）
ハンドボール
射撃
オリエンテーリング
マウンテンバイク


■冬の大会：（ハンティ・マンシースク2015 デフリンピックの種目)

アルペンスキー
クロスカントリースキー
スノーボード
カーリング
アイスホッケー

いつ、どこで開催されるの？

なんと日本での開催は初、さらに100周年ともいえる記念すべき大会です。
そんな「デフリンピック2025」の開催日程等は、現時点で以下のように発表されています。

2025年11月15日(土) 〜 2025年11月26日(水)　全 12 日間
主競技場： 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場（参考）
参加国・地域数： 80
閉会式： 2025年11月26日

応援やサポートの方法は？

せっかくの東京開催、盛り上がってほしいですよね。
それにこの機会にもっとデフスポーツにも親しみたい方も多いのではないでしょうか？

まだ開催が先のため大会の公式サイトは立ち上がっていない状態ですが、通例では公式サイトで日程など詳しい情報が記載される予定です。
現地に観戦に行くのはもちろん、ライブ放送が行われる可能性があれば遠くからでも応援ができるのでぜひ期待したいところ。

またデフリンピックをサポートしたい、という方はグッズ購入や寄付などで支えることもできます。

再来年の大会までまだまだありますが、今から楽しみですね。

参考

デフリンピック | 一般財団法人全日本ろうあ連盟スポーツ委員会
全日本ろうあ連盟 2025年デフリンピック大会情報